時期的にはまだまだ真冬ですが、今回も先取りで山菜料理をご紹介したいと思います。
3月頃になると顔を出す山菜、「フキノトウ」を使ったお料理です。
今のうちに時期をみて、準備しておくと春になって「さぁ作るぞ」という時にすぐに作れるので楽しみにして寒い冬を乗り越えましょう。
フキノトウは、北国や山の斜面に生えます。土の中から顔を出したものもおいしいのですが、まだ土の中にあるものもすごくおいしいです。
今回は「フキノトウ味噌」を作ってみることにしましょう。一口食べると口の中全部で春を感じることができる最高においしいものです。
≪材料≫
・フキノトウ(8~10個くらい)
・味噌(お好みの味噌で。使うフキノトウと同量くらいか少し少なめ)
・サラダ油(適量)
・みりん(適量)
・砂糖(お好みで。)
≪作り方≫
① 味噌を量り、みりんと合わせてかき混ぜておく。(かた過ぎず、どろどろにならないように量を調節すること。)
② 鍋とサラダ油を用意していつでも火にかけられるようにしておく。
③ フキノトウをよく洗い、細かく切る。(5mmくらいに細かくする。)
④ 鍋を火にかけ、少し多めにサラダ油をひいてから細かく切ったフキノトウを入れよく炒める。
⑤ 全体に油がいきわたるように混ぜる。
⑥ ①で作った味噌とみりんを混ぜ合わせたものを鍋に入れてよく混ぜ合わせる。
⑦ 焦げないように注意しながらかき混ぜ、味見をして甘みが足りないようなら砂糖を加えてよく練り合わせる。
⑧ 砂糖が溶け合って、好みの味になったら火を止めてできあがり。
作る時の注意点は、フキノトウは切ったそばから黒ずんできます。なるべく手早く切ってすぐに炒めることです。
砂糖も入れすぎるとせっかくのフキノトウの味が薄くなってしまいますので気をつけましょう。
かき混ぜる手を止めてしまわないように気をつけてください。味噌は焦げやすいです。
以上の点に注意すれば、とてもおいしいフキノトウ味噌が簡単に作れますよ。
冷めたら瓶詰にして、冷蔵庫で保管すると長持ちします。
3月下旬ごろになったら、まだ土の中にいるフキノトウを採りに行って作ってみませんか。