先日、家の物置を掃除したときのこと。
乾燥させて瓶に保存した豆類がたくさん出てきました。
毎年秋の初めに収穫して、手間隙をかけて乾燥させ、年を越す頃にようやく
保存食として完成する豆。
ほっこりとした煮豆がおいしいこの季節には重宝します。
とはいえ、三年前に収穫した大豆は特に豊作だったらしく、食べても食べても
なくならない…。
なかなか空にならない瓶詰めを前にして母の勘がひらめいたらしく、「納豆を
作ってみたらどうかしら?」と。
その母の一言から、納豆作り大作戦は幕を開けたのです。
【自家製大豆で納豆作り】
<材料>
・大豆……1kg
・市販の納豆……2パック
まずは大豆を洗って水に浸します。
半日ほどたっぷりの水に浸して、豆が三倍くらいの大きさになったらOK。
次に、大豆を蒸します。
蒸し器がなければ茹でてもいいようですが味が落ちるらしいので、きちんと
蒸し器で蒸しました。
親指と人差し指で簡単に押し潰せる柔らかさになるまで蒸すとのことですが、
うちの場合は大体4~5時間かかりました。
圧力鍋で茹でると、もっと早くできるようです。
蒸し上がった大豆が熱いうちに、納豆を混ぜます。
納豆菌が均一に行き渡るように、全体をグルグル掻き混ぜます。
ここからは温度管理が大切です。
温度が40度以下にならないように注意して、一日ほど発酵させます。
うちは炊飯器が温度設定できるものなので、炊飯器に入れています。
表面が白い膜が張ったようになり、粘り気が出て糸を引くようになったら完成
です。
市販の納豆は小粒大豆を使っていますが今回は普通の大豆を使っているので、
かなりコクが感じられました。
食べ応えも抜群です。
かなり大量に作ってしまいましたが、ご近所さんに分けたり、冷凍保存もできるの
で無駄にはなりません。
納豆は市販のものでも安く手に入りますが、やはり家で収穫した豆を使って作ると
食の安全も感じられます。