上の写真は少々前のことになりますが、5月5日のこどもの日に作った
『こいのぼりケーキ』です。
知り合いのいちご農家の方から、「そろそろいちごの苗を刈り取るからそ
の前にいちごを摘みにおいで」との嬉しいお声をかけていただいていたの
で、こどもの日の前日にお邪魔してたくさん摘ませていただきました。
いちごは寒い時期が一番甘くておいしいといいますが、摘みたてのいちご
はじゅうぶん甘くておいしかったです。
ただ、やはり暖かい気候のせいで傷みやすいのが残念。
今年は食べ納めとばかりに、たくさんお腹に詰め込みました。
お土産にいただいたたくさんのいちごを見て、作りたくなったこいのぼりケーキ。
田舎でも最近はこいのぼりを庭に泳がせる家が少なくなりました。
かくいう私の家も、こいのぼりはありません。
息子が生まれたときに両親から「こいのぼりと鎧、どっちがいい?」と聞かれて、
こいのぼりは立てるのが大変そうだなぁ……という思いから鎧を選びました。
ただ、両親が用意してくれた鎧が着用できるサイズのものなのでとても大きく、
親類にいただいた人形たちと合わせるとひと部屋使ってしまうことに……。
都会に住んでいたままだったらとても飾れなかっただろうなぁと思うと、田舎の
家の広さに感激です。
そして、田舎の人たちの懐の深さと優しさにも感謝。
豊かな自然と優しい人々に囲まれて、息子がすくすくと育ちますように。
☆こいのぼりケーキ
<材料>
○スフレロールケーキ
・ 全卵…………1個
・卵黄…………3個分
・バター………40g
・薄力粉………60g
・牛乳…………60cc
・卵白…………3個分
・グラニュー糖…70g
・バニラオイル…少々
・生クリーム……200cc
・砂糖……………お好みで
・いちご…………中15粒程度
○こいのぼりデコレーション
・いちご…………中40粒程度
・ホワイトチョコレート…適量
・ミルクチョコレート……適量
<レシピ>
○スフレロールケーキ
①薄力粉は一度ふるっておく。オーブンを170℃に予熱する。全卵と
卵黄を合わせて溶きほぐしておく。
②鍋にバターを入れてフツフツとしてくるまで中火で溶かし、ふるって
おいた薄力粉を一気に加える。
③中火にかけながらしっかりと粉とバターを混ぜ合わせる。艶が出て
すこしドロッとするまで焦がさないようにしながらしっかり火を入れる。
④ ③をボウルに移し、合わせておいた全卵と卵黄を3回に分けて加え
てその都度しっかりとハンドミキサーの高速で混ぜ合わせる。
⑤レンジで湯気が上がるぐらいまで温めておいた牛乳を④に加え、しっ
かりと混ぜ合わせ、バニラオイルを加える。
⑥卵白をボウルに入れハンドミキサーの高速で泡立てる。卵白がふわふ
わと絡んできたらグラニュー糖半分を加えさらに泡立てる。
⑦角が立っておじぎするぐらいで残りのグラニュー糖を加えしっかりとした
メレンゲをつくる。
⑧ ⑤のボウルにメレンゲの1/3を加え、泡立て器を使ってしっかり混ぜる。
混ざったら残りのメレンゲを2回に分けて加える。
⑨やや、メレンゲの筋が残るところで止め、混ぜすぎないように優しく混ぜ合わ
せる。
⑩敷き紙を敷いた天板に流し入れ、表面をきれいにする。
⑪170℃のオーブンで12分前後焼く。焼き上がったらラップをかけて冷ます。
⑫しっかり冷めた生地の端1㎝ぐらいを斜めにカットして、カットした方が巻き終
わりになるように巻紙の上に置く。
⑬砂糖を加えた生クリームを全体にのせ、その上に半分に切ったいちごを散らす。
(巻始めが多く巻き終わりに行くにつれ少なくなるようにクリームをのせると良い)
⑭巻始めをグッと巻き込んで芯を作り、巻紙を持って斜め前方に引っ張る感じで一
気に巻く。
⑮巻紙にくるんだままラップでさらに巻き、冷蔵庫でしっかりと冷やす。
○デコレーション
⑯ホワイトチョコレートとミルクチョコレートを湯せんで溶かし、クッキングペーパー
などの上で目とヒレのパーツを作る。
⑰いちごを3mm幅に切る。
⑱ ⑮の左端1/4程度を残して、その他の部分に⑬で余った生クリームを塗る。
⑲生クリームを塗った上にいちごを並べて、⑯のチョコの裏にも生クリームを
塗り目とヒレを付ける。