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生活の半分は農業、もう半分はこれまでの社会経験などで培ってきた自分の得意な仕事や以前からずっとやってみたかった仕事。そんな新しいスタイルの自給自足生活が今、注目されています。その背景にはやはり、食の安全や3.11以降に浸透し、高まってきた環境問題への関心度、本当に豊かなくらしとは何かを摸索する機会が多くなってきたことなどがあるのではないでしょうか。 あとはこの新しい田舎暮らしを実践するのみです。具体的にはどんな生活を送っているのか。新・自給自足スタイルの先達のくらしぶりをご紹介しておきます。 東京で看護師をしていた横浜市出身のKさん(35)は2012年の4月、島根県某所にIターンで引っ越しました。「半農半看護師」の田舎暮らしを始めるためです。冬期は週に4、5日間程度、県内の病院で働いていましたが、周囲の理解とともに春からは病院勤務を週3日程度に減らし、残りの2日間は農業研修、2日間は休みという自給自足スタイルにしました。 自治体が農業研修用に約250平方メートルの農地を自給自足物件として用意し、ここで地元特産の野菜などを栽培します。Kさんは研修日だけではなく、病院勤務の帰宅途中や休日にも「野菜の生長が気になって自発的についつい畑に寄ってしまんですよ」と笑っていました。こんな素敵な自給自足、あなたも始めてみたくはなってきませんか。
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